名前は、春幸(はるゆき)です。
小鳥屋に文鳥を探しに行った時に出会いました。
2月生まれオスと書いてありました。道具一式を揃えてから再び店に行き、家に来てもらいました。
名前をうんと悩んで決めました。温かく幸せな生涯を送って欲しいので【春幸】と名付けました。
名前も覚えてくれた頃、春幸が女の子ということが分かりました。折角覚えた名前を変えては混乱させてしまうかもしれないと【はるちゃん】と呼ぶようになりました。
はるちゃんは、色んな人に愛される子でした。
そして、何よりも私を愛してくれました。
放鳥する際に扉を開けると何よりまっすぐ私の手に乗るんです。羽繕いをしてから撫でて欲しいと手の中に収まる。ずっと私のそばにいる。
私が傍を離れると、どこ行くの?そばにいなきゃダメだよといつも呼んでいました。
そのくせ、キッチンに行く時に危ないから部屋に戻していたら。最初は抵抗していたものの覚えてくれて、肩に乗っているに気づいて、部屋の扉を開け肩を傾けると自分から部屋に戻るようになりました。
私が喜んで褒めると、何度も同じ行動をしたこともありましたね。
拗ねる、嫉妬する、怒る、喜ぶ、好きと伝えてくれる。
他にも感情がとても豊かで賢く優しい愛嬌に溢れた魅力的な子でした。
出会いは男の子だと思っていましたが
貴女は小さくても人間と変わらないほどきちんと女の子でした。びっくりするくらい。
貴女はいつも懸命に愛を求めてくれ、私を愛してくれました。
私は、貴女の偉大な愛に対して少しでも愛を返せていたのだろうか。
きちんと幸せだったろうか。
私の元へ来てくれてありがとう。
頑張って生きたもんね、疲れたね。
すごく偉かった。
お疲れ様、ゆっくり休んでね。
心配かけないように私も強く生きるからね。
お供えするからさ、沢山食べてゆっくり休んだら、もし生まれ変わりがあるのなら
私の事なんてずっと見守ってなくていいんだよ
春幸…貴女の幸せを祈っております。
