小さい頃はイタズラばっかりで家のあらゆるところを噛み、人間の足も噛む子でした。甘噛みでしたが、立派な歯が生えていて痛かったのを覚えています。今も家の中にはルルちゃんが噛んだ後が残っています。見る度に昔を思い出し、懐かしくなります。家族以外には全然懐かず、家族がいるお家が大好きでお散歩が嫌いな子だったので用を足すと一目散に家に帰りたがっていました。でもお父さんとの散歩だけはいつもより長く行き、帰ってくる頃にはすこーし疲れてそうでトボトボと歩いてきていました。
亡くなる１年20日前から介護が始まりました。認知症になり、夜鳴きをしたりグルグルと徘徊したりしていました。大変でしたがすごく幸せな時間だったなと思います。介護が始まり、お家の中で過ごすようになってからも家族が大好きで近くにいないと分かると「ワン！」と吠えて呼んだり、小さい頃の姿と変わらず近くに行くと尻尾を振って、頭を撫でると嬉しくて耳が飛行機になり、毛がたってしまう姿が本当に可愛かったです。ルルちゃんと過ごした15年と7ヶ月は本当に大切で幸せな思い出です。ルルちゃんも私たちと過ごして幸せだったと思ってくれてたら嬉しいです。愛情いっぱい、叱られることもあった15年と7ヶ月。今までの「ルルちゃんただいま〜」「ルルちゃん行ってきます〜」「ルルちゃん大好きよ〜」がルルちゃんに言えなくなり、日常がなくなることは悲しいですが、無事に虹の橋を渡り、天国で楽しく待っててくれたら嬉しいです。
